てんびん座20度
「ユダヤ人のラビ」 A Jewish rabbi.
ラビはユダヤ民族の精神的強さのシンボルです。
迫害の歴史を生き延びたユダヤの民は、
サバイバルのなかで彼ら独自の習慣と規律を守り、
西欧の流れに迎合することなく、信念を貫き生き抜きました。
さまよえるユダヤ人の宗教的支え精神的指導者であるラビ。
ラビは、宗教的規律に従い日々の祈りを欠かさず続ける。
倦まず弛まず日々繰り返す祈りは強い精神力を養います。
平穏と安定からは程遠い歴史のなかでラビたちが、
守り継承してきた教えは今もなお生き続ける。
伝統のために奉仕することそれをあとに続く者たちに伝え導くこと、
そのために自らも先祖の遺産を受け継いできたことを自覚する。
個人や社会を超えた価値観の受け渡しにかかわる者の重責とよろこび。
ラビは人びとを導き精神的に支えているけれど、
ラビもまた人びとの救いを求める声に支えられて生きている。
教えるものと教えられるものの関係の中に。
逆境の中でも自分を見失わず、日々の繰り返しを強い意志で生きる強い心は、
この関係性の中に生きていているのです。
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