てんびん座10度
「危険な流れを抜け安全な場所にたどり着いたカヌー」
A canoe approaching safety through dangerous waters.
ここでは人間関係の「嵐」に遭遇することにより、
客観的な視座を手に入れるに至ります。
人間は、自分が嵐に遭ってはじめて、
嵐に対してとるべき正しい態度を知るのかもしれません。
危険な状況を乗り切るためには、情熱的な精神論より、
冷静な思考が必要になるでしょう。
自分の力では抵抗しようのない激流に巻き込まれ、
生きる希望を見失うのは、巻き込まれることによって、
現在地、自分のいまの居場所を見失うからかもしれません。
激しい波の水面は荒れ狂っていても、
水面深く水に潜れば静けさにたちもどることができ る。
どんなときにもそのことを忘れないでいるよう努めましょう。
内面的な静けさを養い保つこと、
そのために冷静な観察者を自分の中にもつこと、
自分の問題や他者の悩みをよくよく観察し、
その悩みの中に没入しないでいるには、
物事を、大きな括りで考えることが求められる。
自分自身と感情を分けて考えてみる、
そういう客観性をもつことが必要なのです。
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