しし座5度 「絶壁の端にある岩の塊」
Rock formations at the edge of precipice.
大きな夢を描きその実現のために行動し大きな壁にぶつかる。
ぶつかってはじめて、今まで見過ごしててきた自分の問題に気付き、
挫折から学び、賢さを身につける。
絶壁の縁にある岩は、道の終わりを意味している。
岩崖からの飛翔になるのか転落になるのか、
いずれにしても物事の終わりとあたらしい始まりを告げる。
道を塞ぐ障害だと思った岩の塊は、
旅人が絶壁から落下しないために立っている境界の番人。
岩の塊は砂や泥にまみれた現実という名の無骨なガーディアン。
大きな希望には絶望の可能性もついてまわります。
それが地上の理ですが、だからといって、
希望を自ら捨て去ってはいけません。
岩に潜む見えない力が指し示す、その方向に、
飛び出す時がきたら、その機を逃さないで捕まえるのです。
時間にも波にも侵食されない絶壁の姿は、普遍性という
4度の男の求めていた変わらない本当の価値あるもの。
ここではじめて、かに座から引きずっていた他者の影響を抜け、
本質的な価値を見つける。
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