かに座5度
「列車に破壊された自動車」An automobile wrecked by a train.
思いがけないキッカケで人生のシフトチェンジが起きてくる。
個人のテーマが失われ、より大きな流れのなかに巻き込まれてゆく。
そのための修正と調整。
たくさんのひとを乗せた大きく頑丈な列車と、
個人の乗った自動車が衝突すると、列車も傷つき、
自動車は大破し、運転者は深刻な怪我を被るかもしれません。
現実的に見たとき、
この体験は大きな打撃、悲劇と見るほかはなく、
失敗や挫折として誰の目にも映ることでしょう。
しかし、この危機は大きなチャンスでもある。
破壊された断片を集め、修正と調整を重ね、次の機会に備えるか、
列車にそのまま乗り込んでしまうか・・・。
寄らば大樹の陰、他力本願、長いものにまかれて、
主張しないほうがうまくいくというふうにも読めますが、
個人としての努力をせずに人任せにしているだけでは、
なにかを成し遂げて人々に貢献することはできません。
捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、
大きな目的にまっすぐにぶつかっていく、
自分よりはるかにおおきな列車にぶつかっていく勇気のことを、
ここでは、言っているのじゃないかな、と思ったりします。
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