ふたご座3度
「テューレリー庭園」The garden of theTuileries.
テューレリー庭園は、非自然的な左右対称性と、
そのままの自然の緑を出会わせて、洗練させた人の手による芸術作品。
自然を人工物と一体化させ、芸術として発展させた、
それはいうなれば野外の美術館。
人の手で計算によって作られた美の形式、
形式美、様式美、古典的な美に注目し、
それを探求し応用していく。
古典文学、クラシック音楽、茶道に華道も同様に、
基本を身につけることなく、正しいお手本を知らずに
その世界で自由に遊ぶことはできません。
それはカタナシと言い美とは呼べない無残なもの。
茶道、武道「道」で説かれる教え「守破離」のように、
まず最初に型を守り身に付けること。
型をしっかり自分のものにしたとき、
はじめてそこから離れ自由になれる境地がうまれる。
形式が生まれたのには理由があります。
そして、型から入り、型を守り抜いて、
型を離れて、また型に戻っていく。
全ては基本から始まり、基本に終わり、基本に還る。
伝統として生き残ってきたものには、
役に立たない決まり事は案外少ないもので、
美の世界にこそ基本とルールは生きているのかもしれません。
守破離の思想
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