おうし座20度
「雲を作り運び去る風」 Wind clouds and haste.
嵐の予感か、幸運の兆しか、
いずれにしても大きな流れがわたしを運ぶときがきた。
風がいらないものを吹き飛ばしてくれるだろう。
風と雲は、かわりゆく人の世の変化や、
人の心の変りやすさをあらわす言葉として馴染みがあります。
雲散霧消、
青雲の志とか、
雲霧仁左衛門はちがうか、
あと風の噂、柳に風、月に叢雲花に風、
風前の灯とか言ったりもします。
そして、
花も嵐も踏み越えて、明日は明日の風が吹く。
タロットカードに出てくる雲の絵は、ひらめきやアイデアを象徴します。
さて、空の雲はどうやってできるのか?
水蒸気と塵と温度差で空の雲は発生します。
雨が降る前には風が吹く。風雲急を告げるなどと言ったりします。
雨の前の風の浄化、雨の水の浄化、雷の電気の火の浄化があって、土が形を強化する。
ワンドのAは
雲の中からぐいっ!っと棒を握った手がでています。
親指たてて力強いですね。
あ!新しいアイデアひらいめいた!
魔術師の頭の上の雲はまるで、マンガのフキダシのようです。
いたずらをおもいついた子供のような無邪気さ、無心さが表情にある。
物事を始めるとき、それが成功するかどうかは、
損得や、しがらみに配慮したりや、そういうことから離れて湧き出る「霊感」に、
どれだけまっさらに従えるか?にかかってる。
たまたま書影を借りたふたつのタロットカードは、
どちらもスタートの勢いを意味しているのでした。
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