おひつじ座29度
「天球の音楽隊が歌っている」
A celestial choir singing.
外なる星のささやきはやがて内なる声の導きとなる。
見えない星のささやきに波長を合わせて、
宇宙のリズムに抱かれててゆったりと過ごすとき、
忙しさに邪魔されて聴こえなかった天使の歌が運ばれてきます。
音や風や空気、雰囲気、気配、見えないものから何かを感じ取り、
そのとき必要な情報を正確に読み取ります。
天球の音楽The Music of the Spheres
「天球」とは天体がその上を運行すると考えられた地球を中心とする球体のこと。古代ギリシャより、天体の運行が音を発し、宇宙全体が和声を奏でているという発想があり、これが「天球の音楽」と呼ばれた。その響きはきわめて大きいが、つねに鳴り続けているため人間の耳には気づかれないとされる。こうした発想の根底には宇宙が数の原理に基づき、音楽はこの原理を体現するという西洋の伝統的思想がある。天球の音楽を着想したのはピタゴラスとされる。著者: 金子智太郎
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