うお座6度
「衣装行進している将校たち」Officers on dress parade.
意義あること、個人を超えた何かおおきなことに、
奉仕的に自分を捧げることで人生に充実感を得たいと願います。
大義や正義という作られた象徴物語の中に、
自己犠牲的な自分を投げ込む奉仕的な姿を表しています。
5度の「教会のバザー」では、
宗教的な演出で本来の価値を超えた付加価値がつくことを経験し、
実態のないイメージが、そのものの価値を高めることを知りました。
人々は、ありのままのそのものを直接見ることは少なく、
そのものが纏う象徴のイメージごしに見ていることが多いもの。
そういう意味ではだれもみな、自分のイメージのなかで生きているといえるかもしれません。
軍隊の将校は国に命を捧げる神聖なる勇者として正装しています。
軍の制服に正装し行進していると次第に象徴的なイメージの世界に入ってゆき、
自分が本当の勇者の気分になってゆく。
そんなふうに自分は国に奉仕する神聖な人間だと思い込んでいくのですが、
現実的には正義という国のイメージ操作でつくられた「大義」に命を投げ出そうとしている・・・
という見方もできるのです。
それはある意味、象徴イメージに依存した姿といえるかもしれません。
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