みずがめ座4度
「インドのヒーラー」A Hindu healer.
サビアンシンボルでは「インド」は「中国」と同じように、東洋の神秘や秘められた智慧の象徴です。「インド」はそういった西洋的視点からきたもので、ここではヨガや瞑想など、修行や鍛錬によって獲得する精神性や霊性やとして登場します。
現代でもヒーラーやセラピストは自営業であることが多いと思われますが、組織や国に依存せず独立的な道を模索し、自らの力で道を切り開きます。持って生まれた自分の才能を磨き、特殊な技術を開花させて、他者に広く貢献していくという、独自の活動を展開します。自分はほかの人とは違うのだ、特別な存在なのだというプライドがよい刺激となって才能を開花させ、新たな自分の世界を広げていきます。
しかし、自営業のしかも「独自の活動」である「あやしいヒーラー」が周囲の信頼を得るには時間がかかります。信頼というのはその人の人間性や才能よりも、身元証明や資格の有無などでなかば自動的になされることが多く、独立独歩で才能と実力だけを頼りにするヒーラーは受け入れられにくいのです。
このはなしを、あやしいスピ系の問題に限定してはいけません。自分で何かを独自に開発し、独立した自由な一匹狼として生きていく人たちは、どの時代にも一定数存在しています。そんな自立した気概あるひとたちは、外から見た時に一見あやしい詐欺師のように見える。実際に、中身の無いとるにたらない、ただの変人もいるでしょう。でも、わたしたちは、ここで見誤ってはいけない。それはとても大きな損失を招く。詐欺師の中からヒーラーを見抜く目を、自分で培っていくのです。
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