やぎ座28度
「大きな養鶏場」 A large aviary.
この大規模な養鶏場は、
見晴らしの良い、人里離れた山の上にある。
鳥は風の象徴であり、インスピレーションをつれてくる神の使い。
鳥達は風に乗り山や渓谷をこえ、自分の山に情報を持ち帰り
自分の山の地盤を強化し、外においてのネットワークを同時に築く。
鳥達はうれしいと鳴き
楽しいと歌い、苦しい悲しいと歌い鳴く。
鳥の鳴き声や、風の音や、自然現象に天の声を聴くことと、
体の声を、心の声を聴くことは、実は同じことなのかもしれません。
情報が交差する見晴らしのよい山のてっぺんで、
養鶏場という大きな枠の中と外を自由に行き来する。
視線は次のサインの水瓶座に向いている・・・
けれども山羊座はやぎ座、山から完全に離れることはできません。
もどかしい感じがついてまわります。
しかし、枠の中での自由は保障される。
身体は組織のなかにありながら精神の自由を手に入れる。
山の頂上に立つこと、
遠くにそびえる山々の頂上をあらたに目にするということです。
一つの経験のピークを知ってしまうことは、
他にはもっとべつのピークがあると知ることでもある。
ほかの世界をひろく知り、新たな展望を得ることは、
とても特権的なことなのですが・・・
ゴールを目指して走ってみたら、
ゴールの先にまだゴールを見つけてしまう。
見なければ知らなかったことを知ってしまったゆえの幸と不幸。
努力の末に目的を達成し、地位を得てみると、
全く違う新しい世界の広がりが外には存在することを知る。
山に登ったらいずれ降りる時がくる。それは宇宙的な法則です。
頂上に立つことで知らされることは、
ピラミッド構造の世界から脱出するためには、
ピラミッドの頂点に立つ必要があるということです。
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