スキップしてメイン コンテンツに移動

2015/01/14  やぎ座25度 「東洋の布を扱う商人」

やぎ座25度

「東洋の布を扱う商人」An oriental-rug dealer.

空間的に制限を受けた共同体の澱んだ空気に、
新しい風を吹きこみます。
ここでは異国から希少な布を持ち込む商人のように、
一度属する共同体の外に旅立ち「戦利品」を持って帰還する者、
ということが重要なのかもしれません

自分の属する環境に、異質なものを外から持ち込み、
自分の属する文化に新しい活力を取り入れるという試みと、
異文化を吸収して自分のものにしそれを使いこなす能力。

オリエンタルな唐草文様、アラベスク、幾何学文様、
その昔、西洋から見た東洋のイメージは神秘と謎に満ちていた。
同じ品でも産地によっての特色や、
その土地の職人の家系によっても特徴があったでしょう。
地位やお金のある人々はこぞってもっと刺激的な品物を!と、
珍しい東洋の布や品々を仕入れ商人を重用した。
美しい布やスパイスとともに仕入れた異国の土産話は、
人々を新鮮な刺激で魅了したことでしょう。

珍しい敷物が価値をもつのは、単にモノとしての価値だけではなく、
その物の希少さと、限られた人しか持つことができないということから、
地位の高さと身分を誇示するステイタスの象徴でもあったのでは。

狭い世界に閉じこもるのではなく、
いまここにはない刺激を求め外の世界に開かれていく。
そして、境界線を超え外から珍しいものを引き込んで共同体の新陳代謝を促します。
25度はサインの完成される度数であり、
ここから先は次のサインへの移行を視野に調整に入っていきます。

コメント

このブログの人気の投稿

【アウトサイダーの人間占星術】①コリン・ウィルソン

チョー久しぶりに更新してみる。 ちょっと、鑑定疲れで息抜きに趣味のりーぢんぐなど、思いつきではじめてみてみてたりなんか。 おもしろそうだったら続くかも。 アウトサイダー(上) (中公文庫)   コリン・ウィルソン表紙の肖像がフォトジェニックです☆  まず、アウトサイダーは、社会の枠の外にいる人で、 ホロスコープで言うとみずがめ座、うお座、 ハウスでいうなら10ハウスをこえた、11ハウス12ハウスに属する生きもののこと。 11ハウス、宇宙人 12ハウス、妖怪、幽霊、仙人、聖人、犯罪者。 とはいえ、アウトサイダーもアウトローも、12サインのそれぞれにもれなく存在いたします。 おひつじ-衝動的犯行? おうし-所有欲が・・・。 ふたご-つい調子に乗っちゃって・・ かに-ファミリーのためならなんだってやるよ? しし-ギャンブルのない人生なんて・・。 おとめ-完璧主義がいきすぎて・・? てんびん-以外に多い腹黒てんびん・・? さそり-愛に殉ずるのです? いて-聖職者が性犯罪って案外あるよね・・? みずがめ-頭良すぎてオカシイひとが・・? うお-悪も善も突き詰めれば同じ・・みたいな。テキトーな感じですが、 ともかく12サインもれなく存在しますよ!ということで、よろしく。 革命家、変革者(みずがめ座-11ハウス)そして、聖職者、芸術家(うお座-12ハウス) アーチスト、芸術家なんかは、若干タイプの違いはあれど、 うえのふたつのどちらにも多く存在しますね。 また、しし座5ハウス的アウトサイダーということだと、 自己表現が突き抜けすぎて、創造性が爆発しちゃうんだろうか? 爆弾犯とか結構いますよね。 犯罪を犯すことは社会からの逸脱で、精神の昇華、精神の飛翔といえなくもない。 でもさ、犯罪者はアウトサイダーじゃなくアウトローといわれるわけ。 インサイダーに対抗するアウトサイダーでいたつもりが、 いつのまにか、法律の外までも飛翔してしまい、 アウトロー(無法者)になっていた・・・みたいな感じ。 ということは、出発点は似ている。 まあ、 そんなことで、最初はやはりこの方でしょう。 コリン・ウィルソン大先生です! astrodata...

2014/05/12  おうし座22度 「荒れた水の上を飛ぶ白い鳩」

2014/05/12  おうし座22度  「荒れた水の上を飛ぶ白い鳩」White dove over troubled waters.  白は鳩は嵐の闇に導きの光を灯す純粋さ。人々を導く天啓のひらめき。信じる心と聡明さ。 どんなに混乱した状況にあってもわたしは大丈夫、わたしは自分を忘れない自分の家を忘れない。

2015/01/03  やぎ座13度 「火の崇拝者」

やぎ座13度 「火の崇拝者」 A fire worshiper. 土の中に燃える火を宿す。 すべてのモノの中には、魂の火が息づいていて、 その火の熱と光がモノを動かしているのだ。 目的を現実化するために集中力を発揮します。 強い目的意思をもって自分の思い描く理想を追求していきますが、 興味を持てないことには極端に無関心になったりと孤立しやすい一面も。 やぎ座の土は目に見えるもの形あるものへと関心を向け行動を続けますが、 火は精神性、憧れ、理想、知識欲や向上心、生命力、 そして形のないたましいを象徴します。 火は上へ上へと燃え上がり、全てのものを燃やし尽くし灰にする。 拝火教=ゾロアスター教は、古代ペルシア起源の善悪二元論的宗教です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/ この世界は、善と悪の二神の戦いの場だという。 この度数を持っている知人に、オカルト好きな方がいらっしゃるんですが、 ご本人はとくにオカルト好きではないけど、存在自体が魔術的な方もいたりして(謎、 精神世界的なというか・・ 魔術的な色あいの濃い度数だという感触が個人的はあります。