さそり座2度
「割れたビンとこぼれた香水」
A broken bottle and spilled perfume.
自らの力を投げ出しゆだねることで、本来の力を発揮する。
美しい香水瓶が割れて、あたりに広がる香水の甘く濃い香り・・・
ロマンチックで優雅な光景が浮かびますが痛々しさも伴います。
嗚呼、美しかったビンは粉々に砕けてもう元には戻らない。
深い信頼関係に入っていくためには、過去と決別しなくてはなりません。
それは必要な犠牲です。
対立と障害が愛を育てる。そして、それは痛みをはるかに超える悦びをもたらす。
固いガラス瓶と、瓶の姿そのままにおさまる香水は、対立と障害が愛を育てる。そして、それは痛みをはるかに超える悦びをもたらす。
土の器に従い形を変える水。
愛情を守るために硬く鎧わなくてはなりません。
そうです、 潔くきっぱりとすっかりきれいに割れるためには、
ガラスの硬度をぐんと上げる必要があるのです。
しっかりと押し出せる自我がなければ、
愛に向かって自分を開くこともできないから。
固い自我の殻が、互いの内面を守ると同時に、
こころの奥の深い淵での交流を阻んでいます。
殻を割るには、強い圧力が必要です。
抵抗が生む圧力が必要なのです。
それは・・・
わたしを割って曝け出す。
だから、あなたも心を開け!という、圧力です。
さそり座の2は、1のバスで隣り合ったその人と二人きりになり、
親密さを深めていこうとするときに、現れる障害がありましたと。
それはとても貴重で繊細な香水瓶が割れるような衝撃で、
ひどいショックを受けたけど、そのことがきっかけになり、
ふたりはお互いをよく知ることができたよね、というストーリー。
つまり、雨降って地固まれり。
でも実は、瓶を割る原因は無意識に自分で作ってたのかもねー、
という強引さも匂わせている・・・、
そんな裏ストーリーもあったりなかったり。(どっちやねん!
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