みずがめ座27度
「スミレで満たされた古代の陶器」
An ancient pottery bowl filled with violets.
野に咲くスミレのみずみずしい美と、古代の陶器の伝統の美。
繊細さとゆるぎのなさとの対比が、自己を主張し合い張り合うのではない、
ナチュラルさで違いの美を引き立て合う。
人間的な感情のリアルさから距離を起き、客観的な自己表現を好みます。
感情的なものは一時的なもので、それ自体にあまり意味は無いとばかりに、
自分の気持ちであっても他人ごとのように冷静に客観的な視点で伝えようとつとめる。
より普遍的なものに基準を求め、人間的であることよりも、人間性の高さに視座を置く。
遺跡の中から発掘される古代の陶器のように、
何百年何万年の時を経ても変わらない美は、
人の感情を超えたところに存在するものなのかもしれません。
この陶器のような伝統の中に生き続ける普遍的な美を尊び、
その中に摘みたてのスミレの花のようなひとの心を満たす。
普遍性と刹那を生きて泡のように消えてゆくひとの個人性を対比させる。
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